結婚がきまっていた大佐は、ピストル自殺した。そのまえに婚約者に手紙を送りつけたのがいる。
それを読んだ婚約者が 大佐に何か言っていた。レストレ−ド警部がのりだし、しらべていた。大佐のホ−ムズ宛ての手紙があり、部下が急いで、 ホ−ムズのもとに手紙を届けた。それが盗まれたと警部がきて、返してくれという。
ホ−ムズは私宛だというが盗まれたものだと 言う警部。それを見せたが、てがかりなしである。警部が帰った後ワトソンはなにか名前でもわかればというが、ホ−ムズは、別の手紙がそえられてあったとみせる。そこにはチャ−ルズ・オ−ガスタス・ミルバ−トンという名が記されていた。
かくれみのだといったホ−ムズは、最悪の嫌悪感を感じるといった。その屋敷のそばで、家族なし、人間をきらっていると分析した。 ワトソンに画廊を訪ねてほしいという。次の犠牲者をみつけることだと。除幕式にワトソンは出かけ、そこでチャ−ルズという男 と顔をあわす。そのまえにチャ−ルズに小間使いのおんなが手紙をわたしていた。たちが悪い。
まただれかを陥れようとして いるに違いない。この女もずるがしこい、お金がほしいので性根がくさっているしどうしようもない。
ホ−ムズは、配管工に 変装し、ミルバ−トン家にもぐりこむ。
小間使いから、情報を聞き出す。公爵と結婚がきまっていたエバはミルバ−トンにゆす られる。恋文をメイドに持ち出されたのだ。悩んだ据えにおばに打ち明ける。ホ−ムズをたずね、まかせる。舞踏会に招待され たホ−ムズは、そこでミルバ−トンと会う。そのすぐあと、ミルバ−トンがいない間に屋敷に忍び込むが、ミルバ−トンが かえってきたのにきずいていなかった。金庫のなかのたくさんの手紙を暖炉にいれ燃やした。そこへ、ミルバ−トンがはいって きて隠れた。
だれかを待っていて、部屋のなかをあるきまわっている。そこへ、女性がこっそりやってきた。例のごとく、だれか の手紙をもってきたものだと思ったらしい。
そのひとは、エバのおばのダイアナであった。けだものといい、12年前、やはり、 同じくミルバ−トンの毒牙にかかったのだ。だれもこれ以上犠牲者をださないといい、ピストルをミルバ−トンめがけて、うち 殺した。そして去っていった。そのあと、ホ−ムズはワトソンと手紙やそのほかのを暖炉でもやした。使用人がおいかけて きたが、のがれた。
ワトソンは記録しようとしたが、ホ−ムズがポケットにほおむりさってくれと、自慢できないといった。 長い年月、ミルバ−トンによって、ゆすられ、死んだひとがいる。この男は人が不幸になるのを喜んでいるとしかおもえない。
ゆすったお金で暮らしている、許されない事である。最後は天罰をうけたのである。