シャーロック・ホームズの冒険(海外ドラマ)について

名探偵ホームズ!コナン・ドイルの不滅の名作、海外ドラマお話と感想

シャーロック・ホームズの冒険「第21話」

「四人の署名」

ホ−ムズに女性が訪ねてくる。メアリ−・モ−スタンという女性である。

父親のモ−スタン大尉から電報がきて、ホテルで 待っていたが、1日待ってもこなかったので、警察に届ける。

新聞に広告も出したがなにも連絡もなく、そのまま時がすぎて いった。それが12月3日の10年前である。なんの手がかりもなかった。奇妙なことが起こったのが4年後である。たずね人の広告 が載った。。メアリ−・モ−スタンの住所を知らせて欲しいとのことである。そして、小包が届き、毎年真珠が届くという。 今朝、手紙が届き、今夜、式場にくるようにとの事、不当な扱いを正す為にとある。メアリ−は父の荷物から妙な紙切れが 見つかったという。建物の見取り図だ。ホ−ムズ3人は手紙の持ち主に会う。

そのショルト−氏はノ−ウッドに行かなければならないといい、そこで事実を話すという。その父親のショルト−少佐は10年前、ロンドンに住み裕福に暮らしていた。護衛として2人の剣闘士を雇っていた。そして木の義足の男をきらっていた。ある日、突然手紙を受け取り、ひどくおびえ、手紙を 焼いてしまう。その日、急に具合が悪くなった。インド駐在時代、友人のモ−スタンと莫大な財産を手にいれた。争いが起き、急にモ−スタンが亡くなった。それから父が亡くなり、財産の半分はメアリ−のものであるという。ショルト−少佐は、財宝の隠し場所を話そうと思っている時、窓に怪しい男がいて、それを見てショックで死んでしまったのである。だが財宝を見つけた。 屋敷の二本の梁の上に財宝があったのである。ショルト−氏の兄は死んでいた。ショルト−氏が警察に知らせに行く間にホ−ムズはワトスンと部屋の様子を調べる。犯人は複数で屋根から侵入と推理する。ワトソンはトビ−という警察犬を連れてきた。 犯人の行き先をたどるためにトビ−を使うことにした。

立ち止まり、走ったり、そのうち船着場にきてとまった。義足の男が もう一人の男とのっていたということである。ホ−ムズの所に大勢の少年たちが集まる。オ−ロラ号という船をさがすこと、前金 を渡す。ハドスン夫人はめまいがする。こんなに大勢子供たちがさわいでいるから。少年たちから、なかなか、朗報がなく、行方 がわからなかった。だが、ついにオ−ロラ号を発見する。ノ−ウッドの事件が解決できず、ジョ−ンズ警部がたすけを求める。

船でオ−ロラ号を追いかけた。近づきながら、オ−ロラに光をあてる。4人の署名だと言って叫んでいた。ホ−ムズが矢に刺さ れ、ワトスンがピストルを撃つ。原住民らしい男が海に落ちた。義足のこの男はジョナサン・スモ−ルといい、一部始終を話す。

インドの第三連隊に入り、足はワニにやられた。20歳の頃から義足をしているとのこと。除隊になって、インドの農場で監督をやっていた。暴動があり、主人一家が皆殺しになり、アグラの砦ににげこむ。そこで門の警備をやり、部下もついた。あるとき、 王族の人間が宝をかくすのをみのがすようにそそのかされた。結局は3人の男たちによって自分も仲間になる。王族の人間を殺し、宝を砦にかくした。だが捕まり終身刑をいいわたされ、地獄の重労働につく。何年かたち、あたらしく赴任してきたモ−スタン 大尉によって、楽な労働に移してくれた。

そのころ、ショルト−少佐は賭けをして、借金があった。スモ−ルは捕まった3人と 自分を釈放すれば、宝の5分の1をモ−スタンとショルト−にあげるといった。だが、釈放は難しいといわれた。スモ−ルは4人で 行動するという。

協定書を書き上げ、4人は釈放された。人を殺して、宝をやるということで、ときはなすというのは絶対に 会ってはならないことだと思うが、この時代はそれがまかりとおっていたのだろう。宝のありかを書いた地図を2人に渡した。 モ−スタンは帰国して死んでしまう。
ショルト−はインドに帰り、そしてイギリスに宝を全部持ち帰ってしまった。その日以来、 復讐を生きがいに生きてきたと話した。毒蛇のかまれた、原住民を助け、宝をもってブラジルに逃亡することにしたとのこと。 宝は誰にもわからない所にあるという。
それは原住民が撃たれてそれといっしょに宝も海にきえたのである。その話を聞いて、メアリ−は「なくなってほっとした、みんな不幸になる、父の不名誉をはらしてくれてありがとうございます。」と感謝した。

メアリ-とワトソンはお互いになにか言い足そうなそぶりであった。帰った後、ワトソンは「実にすばらしい女性だ」といった。 それをきたホ−ムズはそうだったのかといみありげに笑う。ワトソンはメアリ−に恋心を抱いたのかもしれない。