ホ−ムズには兄弟がいます。上に兄が1人だけ。でもその事は、一緒に探偵業の仕事をしている助手のワトソンには話をしていませんでした。そのホームズの兄が住んでいるアパートの上の階に住んでいるメラスという 青年が今回の依頼人です。
そのメラスという青年はギリシャ語通訳の仕事をして夜中に呼び出されることも珍しくないということでした。
それはいいとしてその青年メラスは、2日前、夜中によびだされ目隠しされ、ある屋敷に連れて行かれました。その屋敷の主人らしい人が、あるギリシャ人に2、3の質問をしてほしいと頼んできました。屋敷のある部屋に案内されましたたが 、部屋は暗く、メラスはそこへ後ろ手にしばられ、さるぐつわをはめられ、顔はわからないように目以外、布で隠されてしまいます。
メラスがギリシャ語で質問するその男は メラスが質問するたびに石版に何かか書かされていました。主人に言う通りにメラスは質問をしていましたが、この不可解な状況にメラス自身の意思をつなぎます。ギリシャ語で質問する最中に主人が気がつかないように同じギリシャ語でこの男にメラス自身が気になっている質問をします。
その質問の答える内容には、食事をあたえられていないということを聞き出しました。名前はクラテ−スといいアテネの出身だということ。ある程度質問し終わるとそこへ女性が入ってきて、 その男の知り合いのようでした。
メラスは、主人たちの勝手な言いがかりで、秘密に関与したと驚かされ、質問が終わり自分の仕事を果たすと帰りも目隠しされ、ある程度まで馬車で連れて行かれその走っている馬車からほうりだされるといういひどい始末です。
メラスは、その捕われ人を助けたいということと、主人たちなど犯人がわからないということをホームズに話し、それを聞いたホ−ムズはさっそく行動しますが、メラスが誘拐されてしまいます。
メラスが助け出したがっていたクラテ−スは妹の命もないとおどされてしまいます。
ホ−ムズ達がかけつたときは、メラスは助かったがクラテ−スは残念ながら死んでしまっていました。犯人を追い詰めましたが妹は兄の死を知ります。メラスがギリシャ語で質問していたときに現れた女性がクラテースの妹だったのです
犯人と行動を共にした妹は何も知らなかったとは いえ同情できない。自分のみがってで肉親を失ったのである。
それにしてもホ−ムズが兄ノマイクロフトと外にいる見知らぬ 人をみて、どうゆう暮らしをして、子供が何人いてとお互いに掛け合いをすることが面白いと思った。やはり血は争えないと 思う。やはり兄弟である。