ある自然科学者の教授の娘イ−デスは、寝室の窓の外で怪しい人影をみて、失神してしまった。
翌朝、父親の自然科学者ブレスベリ−教授にそのことをいうが、とりあってくれない。夢をみたのだろうとフィアンセのジャックに見てもらいなさいという。
ジャックも同じおもいであったが、イ−デスの部屋にいく。つたはかれているし、犬のロイがほえなかったのである。イ−デスは疑う人とは 結婚できないといった。イ−デスはジャックを通じてホ−ムズに依頼する。そして、部屋は3階にあるし、身軽な泥棒でも登れるはずがないとみる。
不可能なたかさである。そこへ、教授が帰ってきて、激怒する、暴言をホ−ムズに吐く。
その後、ジャック がお詫びにくる。ワトソンはドラ−ク雑貨店にいく。そこで、人相のよくない男たちにおどされる。
レストレ−ド警部がきて、 教授より抗議があり、厳重注意をうける。ジャックが就寝中、物音で目がさめる。ドアを開けると獣らしき影をみて、急いで、イ−デスを起こしに行き、2人で教授にしらせにいく。
だが、疲れているのだろうといわれ、とりあわない。ホ−ムズは新聞に目を通し、サル泥棒横行という記事をみて、そうだったのかとうなずく。
ワトソンがサルは犬の永遠の敵といったのを思いだしのである。 (犬猿の仲みたいな)
動物園にいく。他の動物園でもチンパンジ−やゴリラなどが盗まれていた。教授の婚約者アリスが指輪を返しにくる。
お年より過ぎるし、無理です。という。夜中、ドラ−ク雑貨店にいく。男たちに襲われるが、捕まえる。動物たちが捕らわれて いた。ホ−ムズ、ワトソン、イ−デス、ジャックは急いで屋敷に戻る。玄関が開いて、乱雑である。注射針を見つける。木の上に人間がぶらさがり、獣のように唸りながら、木から木へと移り、地面を這う。
獣そのもである。アリスの寝室に入り、飛びかか ろうとした寸前、犬のロイに噛み付かれる。教授は命をとりとめた。娘のイ−デスとジャックはショックだったに違いない。
猿(サル)の血液から活力がみなぎると信じていたのだろう。ホ−ムズは自然をふみつけてはいけない。教授もこれで目がさめるだろ うと。犠牲になった動物がかわいそうである。