サ−・ロバ−トの所に騎手として、使って欲しいと青年がたずねてきたが断られる。ホ−ムズは何か捜しものをしている時、 部屋中、散らかしハドスン夫人があとかたずけるのがたいへんである。わとそんはあきれてみているし、ハドスン夫人はためいき ばかりである。そこへ手紙の依頼主が訪れる。
サ−ロバ−トには借金があり、それを競走馬のショスコム・プリンスをレ−スで 優勝させて、借金を返済しようとしていた。これが最後のチャンスだと。
今、住んでいる屋敷は、姉の亡き夫のものである。 その姉は馬が好きで、毎日12時に馬をみにいく。それがこの一週間厩舎を素通りし、あいさつもしないし、愛犬のジャスパ-を よそにやってしまった。何があったのか。
そして、ロバ−トは真夜中になると、家をでる。それをひつじかいがみていた。 後をつける、誰かにあっていたのをみたが、暗くてわからない。水車小屋で騒いでいて、うろついていたジャスパに立腹して、 よそにやってしまったのである。屋敷の地下室で炉の暖房があり、何かを見つけもってきた。依頼主のメイスンは話した。
ワトスンは、人間の大腿骨であるといった。さっそく動き出す。ジャスパのいる店にいき、連れ出す。散歩中、屋敷の住人 サンディベイに会う。普段はおとなしいのに古い礼拝堂で、ジャスパが走り出し 後を追いいってみると、盛んに入り口の所で ないている。
そのうち中から、泣き声が聞こえ、恐怖で逃げ出したということである。ジャスパを連れて、さらに森の中を進む。 走ってきた馬車を止める。ロバ−トの姉とメイドが乗っていた。メイドはジャスパをみて、馬車を走らせながら、追いかける ジャスパ止まれと叫ぶ。
ホ−ムズとワトソンは、ロバ−トと姉が留守の間に屋敷を調べる。執事の相手をワトスンが引き受け、30分で戻るというのでその間にホ−ムズは地下室、姉の部屋を調べ、なんらかの手がかりを見つけた。2人は礼拝堂に行き、棺を 見つけ、ふたをあけようとする。ワトスンは冒涜だというが、ホ−ムズはあける。そこへロバ−トがきて、冒涜だとなきながら 外にでて、とらばさみというわなにかかる。そして、姉の部屋にいく。そのベ−ルの下から現れた顔は、姉ではなく、騎手に 使ってほしいといった青年であった。
ロバ−トは姉が死んだことは秘密にしていた。死んだとなったら、財産はみんな、親戚にいく、自分は破滅する。
レ−スで優勝すれば解決する。そのためには、身代わりが必要と考え、青年に訳を話し、姉の身代りに なってもらう。ロバ−トは毎日お祈りにいっていたのである。
だが、犬は変装にだまされない。あとは警察にまかせるとホ−ムズ はいう。ロバ−トはレ−スが終わるまでまってくれといった。
その結果、ロバ−トの馬は優勝し、借金も返済できた。警察に 届けても、どうなるのかよくわからない。ロバ−トは屋敷をでて、なぜ自活しなっかたのかと思う。