シャーロック・ホームズの冒険(海外ドラマ)について

名探偵ホームズ!コナン・ドイルの不滅の名作、海外ドラマお話と感想

シャーロック・ホームズの冒険「第6話」

「まだらの紐」

今回の事件で登場する依頼人であるヘレン・ストナ-は、医師の義父と二人暮しをしています。メイドなど使用人もいません。
ヘレンの母は列車事故で、姉もつい最近30歳の若さでなくなっています。

ヘレンの母が生前、夜中に口笛の音が聞こえてこわいと言っていたこと、そして今自分自身も同じ境遇であるということをホームズたちにうち明かします。

義父は動物の豹(ヒョウ)とヒヒをペットとして放し飼いにしているというなにやらありそうな感じの人物。
ホームズとワトソンの探偵事務所に訪れたことも義父には内緒にしてあるということです。

今回の依頼人であるヘレンがある程度仕事の内容の話がすみ、帰ったあとに内緒にしていたという義父が押しかけ散々暴言をはきましたが、ホ−ムズは、決して動じることはありませんでした。義父は何かやましいことがあるのかさらけ出しているような感じがします。依頼人であるヘレンが何を話したのか?話(依頼内容)を聞き出したがっていましたが、ホームズも助手のワトソンも一向に動じずあきらめて帰って行きます。
今回の依頼人であるヘレンは自分の姉が死んだことを不自然に思い、ヘレン自体も自分の身の危険を感じ取ってホームズに依頼してきたのです。

義父が留守の間にホ−ムズとワトソンはヘレンの屋敷にいき、彼女(ヘレン)に指示どうりに 動きます。屋敷の一角にある狩猟小屋で潜んで、ホームズとワトソンはヘレンの部屋を見張りました。

ヘレンの姉が死んだことの調査をします。ヘレンの部屋に入り、ホームズとワトソンはベットは固定されていて動かないこと、部屋の通風孔から通って蝮(まむし)が部屋に入り、姉を死にいたらしめたのであると言うことを突きとめます。そしてその蝮(まむし)が通ってきた通気口が義父の部屋につながっていて義父がそこで部屋にベルの紐で口笛を吹けば蝮(まむし)が戻るように細工をしていたのです。


義父は最初のほうでお話ししましたがヒョウやヒヒなど動物を飼って調教し、今回は蝮(まむし)を利用してヘレンの姉の殺害を行ったのです。 義父はストーリーの最後のほうで自ら招いた種、蝮(まむし)にかまれて絶命してしまいました。自業自得だと言ってしまえばそうですが・・・。

それにしてもお話ししてしまえばストーリーはカンタンという感じですが、本当に恐ろしい事件だと思いました。現実問題としてそういう事件が今現在に至るまで実際に起こっているのですから。

財産を独り占めにするためにこんなに人間は鬼、悪魔になるのかと、鳥肌が立って寒気がしました。