バスカビル家は、昔から、魔犬に祟られているという言い伝えがあった。当主が急死し、相続人は当主の弟の子供のサ−・ ヘンリ−である。医者のモ−ティマ−がホ−ムズを訪れる。
脅迫状が届く。当主のサ−・チャ−ルズの遺産は100万ちかいと いう。ホ−ムズは、恐ろしい危険な事件だろうという。ホ−ムズはロンドンでの仕事があるのでいけない。
ワトスンにいってもらうといった。ワトソンに事実を詳しく報告してほしいといった。なによりも荒地に近づかないことといった。ワトソンは サ−・ヘンリ−と屋敷に向かう。行く途中、警察をみかけるので、なにかと思ったら、囚人が逃げたそうだ。屋敷には、執事のバリモア夫妻が出迎えた。彼らは、こちらの暮らしに慣れるまでおつかいしますが、それでひまをとりたいという。先代から、 おつかいして、あのようなことになり、館にいても心休まることがない、頂いたお金で店でも出そうかと思っていると話した。
ワトソンは郵便局にいく、サ−・ヘンリ−は一人で家にいる。家をでないでほしいとヘンリ−にいう。郵便局の帰りに声を かけられる。ステ−プルトンという沼地の鳥類を研究をしていて、蝶のコレクションをしているとのこと。そして、犬の伝説を 1時間ぐらい、かれの家にたちよろうとしたが、妹にロンドンに今すぐ帰れといわれる。そして、ヘンリ−は近所の人たちを 館に呼ぶ。
ワトソンの寝所にヘンリ−がきて、バリモアが30分あかりで合図をしているとのこと。ヘンリ−は荒地にいくという。 とめたが、ワトソンもいくことになった。そして、石を投げられる。ピストルを構えたが逃げられる。犬の声をきき、人影を 目撃する。館に戻り、バリモアに問い詰めた。脱獄囚はバリモアの妻の弟だということである。一両日には、国外にでること になっているというので、ここだけの話にした。
モ−ティマ−医師は毎日きてくれた。サ−ヘンリはアメリカ時代の服を
バリモアの義弟にと渡す。ステ−プルトン家のメリピット荘には、一人でいくとのこと。
ワトソンはそっと後についていく。 そして、ステ−プルトンの妹とあっていた。はじめてあった時から、お互いに意識していたようだ。だが、そこにステ−プルトン がきて、無理やり妹を連れていく。ヘンリ−は、あのお兄さんはなんでおこるのか、犬が祟る家だから、一族にしたくないのか。
だがあとで、お詫びをしたいとステ−プルトンが食事の招待をしてくれた。
ロ−ラという女性が、先代のサ・チャ−ルズの 話をした。面倒見のよい当主であったと話した。モ−ティマ−医師が旧石器時代の墓場を案内する。そして、ホ−ムズが ある隠れ場所でいろいろ調べていた。
あの時の人影は、ホ−ムズであったということ。そして、ステ−プルトンの妹は実際は 妻であるとわかった。バスカビル家にきて、ホ−ムズは館の中を観察して、ある肖像画をみて、ステ−プルトンは、バスカル家 の一族であることをつきとめた。
そして、ホ−ムズはいう。いわれたとおりにしてほしいといった。ステ−プルトンの家からの 帰りは歩いてくること、いつもの道を通ること、これはどうしても必要だという。そのとおりに帰りみち、ヘンリ−は犬におそわれる。だが、寸前のところで助け出された
。犯人のステ−プルトンは沼地の島にいき、沼に足をとられ、底なし沼に しずんでいった。
自分で自分の身を滅ぼしたのである。妹だと名乗った妻はヘンリ−に恋をしたが、これは修復できないと 思う。代償が重過ぎる。古くからの館はなにかしら、因縁めいたものが多い。