ホプキン警部の依頼でケント州に出向く。地主のブラッケンスト−ルが殺され、犯人はわかっているとのこと。
夫人のメアリ− が正気を取り戻し、ホ−ムズがいきさつを聞く。夜、戸締りを見回るのがメアリ−の習慣になっていて、最後の食堂のカ−テン の向こうに見知らぬ男がいた。老人で後ろに二人の男がいて、襲い掛かれ失神し、気がつくといすに縛られていた。主人が部屋 にはいってきて、殺され、自分はまた失神したということである。銀の食器をうばっって言ったとの事である。後でメイドの テレサに発見されたとのこと。ワトソンが死体を検分する。犯人は夫人をいすに縛ったあと、ワインを飲んでいることを夫人は みていること。ワインを飲んだ3このグラスがあること。
この事件は決着ということでひきあげた。が、列車の中でホ−ムズは 3個のグラスがきにかかり、ひきかえした。推理してグラスは2こでのみ、飲み残しを3個目についで3人が飲んだようにしたのでは ないか、夫人とメイドは真犯人をかばっているかもしれないと推理した。 荒涼とした墓地から、なにかを発見、割られた墓石を発見、主人が犬を殺し、夫人の腕の傷を見て、主人の暴力におびえながら 暮らしていたのではないかと犯人はひとりであるとにらんだホ−ムズは、夫人に真実を話してほしいと説得したが、すべて 話したと夫人はいう。穏便に済まそうと思ったが無理であった。その場を去り、帰り道、湖に浮かんでいる丸太が朝から 動いていないといい、警部に知らせることにした。その後、水の中から銀の食器がでてきたのである。
ホ−ムズは海軍事務所に ワトソンを伴い、犯人は、水夫だと推理し、ジャック・クロッカ−という人物を探り当てた。今は船長になり、人柄のよい人物 であるということである。彼に真実を話すように促すホ−ムズ。ジャックは船でメアリ−に会い恋をした。其の後メアリ−の 結婚を知る。会うこともないと思った。
だが偶然メイドのテレサに会い、話をした。主人は犬を焼き殺し、メアリ−も同じ目に あわせると。事件の会ったのはジャックであったのである。別れをいうためにきたのだが、主人に見つかり、メアリ−はぶんな ぐられる。そして今度はジャックに襲い掛かり、主人を倒してしまったのでる。
物取りのしわざにすることにした。と、いきさつ を話した。メアリ−は自由になったし、自分は縛り首になっても悔いがないといった。ある人が会いにきたとホ−ムズはいう。 メアリ−である。刑法によると正当防衛になる。24時間以内にいなくなれば通報しないとホ−ムズはいうが、ジャックはあとで 公表するのではないかといった。ホ−ムズは公表するという。そうなればメアリ−が共犯にさせられるといった。ジャックは 誠実な人だとホ−ムズはワトソンを陪審員にし有罪か無罪か問う。無罪とこたえる。ジャックは3人組みが捕まったら、其の時は あらゆる手を使って嫌疑をハラストホ−ムズはいった。1年後にジャックはメアリ−の元に戻り、我々の判決が正しかったこと を証明してもらいたいといった。
時にはこのように法で裁くばかりがよいとはいえないこともない。其の時の判断によるのかも。 このような場合はホ−ムズのように頭の切れる人でなければできないと思う。