シャーロック・ホームズの冒険(海外ドラマ)について

名探偵ホームズ!コナン・ドイルの不滅の名作、海外ドラマお話と感想

シャーロック・ホームズの冒険「第15話」

「プライオリ・スク−ル」

一人の男がホームズの探偵事務所に訪ねてくる。

しかし、そのまま倒れてしまう。

その人は修道院学校の校長であった。その学校の生徒が誘拐されたという。 ホールダネス公爵の一人息子のア−サ−である。5000ポンドの賞金をだすということである。身代金の要求がなく、理解 しがたい。

アーサーがいなくなったと同時にドイツ人教師も自転車ごといなくなったということである。ドイツ人のハイデッカ が怪しいと思ったが、校長はそんなことはないという。推薦できてもらった優れた教師であるという。ホ−ムズはすぐたちあがり 学校へいき調べることにした。

思いたったら、ぐずぐずせずに行動にうつすのが小気味よい。ア−サ−の部屋の隣の生徒に 話をきく。時々泣き声を聞くとのこと、そのいなくなった時は泣き声を聞いていないという。学校に公爵が秘書のワイルダ−と くる。今現在、公爵夫妻は別居中である。この事件が表ざたになるのをさけなければならない。ホ−ムズは公爵に聞いた、何の 為の秘密か、名誉とご子息とどちらが大事かと。公爵は家系の存続も名誉を失ってなんになろう、私は世間の目が気になると。

ドイツ人教師ハイデッカの通った道をたどるがわからず、牛の足跡があるだけである。この時期に牛はいないとのこと。その昔、 足跡をけすために馬に牛の蹄鉄を打って足跡を消したということである。こういうことをして馬は痛くなかったのかと思うし、人間の都合でやっていたら、残酷である。

ドイツ人教師のハイデッカはア−サ−が窓から外へ出る姿を目撃し、自転車でおいか けた。彼の足取りをたどっていて、ハイデッカの遺体が見つかる。公爵の秘書のしわざとわかる。秘書のワイルダ−は公爵の 実の息子である。公爵は若いころ恋をした。結婚を申し込んだがその人は拒んだ。そしてワイルダ−ことジェ−ムズを残して 死んだ。引き取って秘書になり、ア−サ−を可愛がる公爵を見て嫉妬したのだろう。石灰岩の洞窟にア−サ−を連れていくが、 追い詰められて足を滑らし、落ちてしんでしまう。

ワイルダ−は公爵をおさえていた、力を。それをなんとかして助けたかったと いった。でも私だったら、こういう青年はいくらこちらが骨をおっても無駄だとおもう。

自分の心がそのように憎しみになって いるのにそれを正すということは、こちらの方が参ってしまう。これを誰かにいわれたとか耳に入ったからと親を苦しめているの はもっとたちが悪い。自分で判断できないで人の意見に振り回されていきているのだから。でも公爵自身もこれで静かな人生を 送れると思う。

肩の荷がおりたのだから。ホ−ムズは公爵に礼の金額が多すぎるというが、公爵は希望を取り戻してくれた礼で あるというのでうけることにした。希望を取り戻してくれたという言葉はなんといい言葉だろうとおもった。