初代原田知世主演時かけ

第33回「時をかける少女」の活字の創造力が映像の表現力その2

このページでご紹介しているアニメ映画「時をかける少女」の細田守監督は女子高生である真琴がタイムリープ (時間跳躍)することで経験する親近感のわく、学生時代に経験する感情を筒井康隆先生原作のジュブナイル小説「時をかける 少女」のエッセンスを、一本の映画に凝縮し、大ヒットとなりました。

もちろん細田守監督ならではのストーリー展開と奥華子さんの歌う「時をかける少女」の主題歌「ガーネット」、挿入歌「変わらな いもの」の音楽というフィルターをアニメ映像に通して演出した表現力は、映画を観ている人をどんどんアニメ映画「時をかける少女 」の世界に引き込み、誰もが過ごしている日常からSFにジャンプするところは親近感がさらにわきます。

感動、共感を生んだのだと 思います。ほかにも背景やレイアウト細かい部分をしっかりと演出し、映像としては、綺麗な方ではありませんが(制作予算の問題 )力を入れるところ(人間の生身のリアルな動き、観客に観てほしい心に残るアピールポイント)はフルにしているのでそんなこと全く気にならないくらいのできです。

アニメ「時をかける少女」の舞台は、ジュブナイル(少年少女向け)小説ということで筒井康隆先生の小説と同じ、ある高校の学 生の設定、しかも、小説版の未来という設定です。思春期のまっただ中、心身ともに不安定な高校生の真琴とい言う少女と功介 と千昭という同じクラスメイトの男子の間に起こる微妙な関係、そこに主人公の真琴という少女にタイムリープという時間をリセットし てやり直せる能力が身につくことで展開的に面白くなり、まさにSFジュブナイル小説の代名詞と呼ばれ、40年以上、世代、世代で 愛読され続けている「時をかける少女」のおもしろさがさらに増した感じです。

アニメ映画「時をかける少女」には、原作となっている筒井康隆先生の小説の未来が舞台とはいえ、原作とは、違い、主人公の真琴は、突然備わったタイムリープという不思議な力に、恐れず「ラッキー!」という感じで、前向きに利用してしまう姿勢などは、現代っ子、現代的な描写が加わって現役高校生や学生などを含め、今の若い社会人層には、とても心を打つ、共感する部分があったと思います。

筒井康隆先生の原作ジュブナイル小説「時をかける少女」イメージとその名前をそのままアニメ映画として継承するカチのある評価の高いアニメ作品にした細田守監督は、素晴らしいと思いますね。

イラストレーター

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