日課の放課後野球へ向かう真琴と千昭、功介。
実験室の一件を話すが、千昭たちはまともに取り合わない。
そんな真琴は博物館勤めの「魔女おばさん」に母親から頼まれた桃を届けるため、野球をそこそこの切り上げる。
商店街の坂道を自転車で下ってゆく真琴。
時間はちょうど4時。
気づくと自転車のブレーキが利かない!加速する自転車は、そのまま踏み切りを越えて電車に突っ込む。
「死ぬんだ。今日で最後なんだ。」
しかし・・・しかし次の瞬間、真琴はなぜか坂道の途中で転倒していた。時計を見ると午後4時前。時間が逆戻りした?混乱する真琴は、一部始終を「魔女おばさん」こと和子に話す。和子はそれは時間を跳び越えるタイムリプだと言う。
「真琴ぐらいの年の女の子にはよくあることなんだから」
と、こともなげに和子は言うが・・・帰宅した真琴の頭には、今日の出来事と和子の話が駆けめぐる。意を決した真琴はタイムリープに挑戦。
だが、二階の窓から跳ぼうとしたところを妹の美雪に止められて、仕方なく家の外へ。河原までやってきた真琴は、土手を駆け下り川面に向かって大ジャンプ!すると実験室で見た、あの不思議な空間が!その空間をなすすべもなく落下する真琴は、気づくと自宅の食堂に出現。
昨日の日付を告げる居間のテレビ。冷蔵庫には、妹に食べられてしまったはずのプリンが!時間が1日逆戻りしている!真琴は、自分にタイムリープの能力が備わったことを確信する・・・!