ひょんとしたことから真琴にそなわったタイムリープという過去に戻れる力、そのタイムリープがなぜそなわったのかが今まで謎めいていた人物によってあきらかになる。
その人物は真琴の良く知っている人物、千昭だった・・・世界の時をとめて千昭は、真琴に説明する。未来では時間移動のエネルギーをチャージする装置が発明されていること。
その装置をなくして、悪用されないか焦っていたところをみつけたのが真琴で安心したこと。そして、どうしても見たい「絵」があったからこの時代に来たこと・・・世界の時をとめたまま、千昭は真琴を連れて博物館へ行く。
その「絵」とは和子(魔女おばさん)が修復していた掛け軸だったが今日の時点でまだ展示されておらず、千昭は結局見ることができなかった。でももう意味がないと千昭は言う。功介と果穂を助けるために未来(自分のいた時代)へ帰る、帰りの分のチャージエネルギーを使ってしまったのだ。
真琴や功介過ごすのが楽しくて、ついこの時代に長居してしまったと言う千昭。真琴は「絵」はもうすぐ修復が終わることを告げるが、千昭は過去の人間に自分の正体、存在を知られたので明日で姿を消すと言う。泣きじゃくりながらひきとめようとする真琴を残して、千昭は人ごみの中に姿を消していった。・・・
翌日、真琴が学校へ来てみると千昭は自主退学したことになっていて学校中がその噂で持ちきりだった。そんな周囲から逃れるように、校庭で話す真琴と功介。千昭が真琴に好意をもっているのは気づいていた、と功介。それを伝えようとした千昭の気持ちを、何度もなかったことにしようとした真琴は自分に嫌気がさし、一人、屋上で号泣する。
放課後、真琴は和子(魔女おばさん)のもとを訪れる。真琴は最後まで千昭と功介ともいつまでも友だちのままでいると思った、と和子(魔女おばさん)。 しかし、千昭がいなくなってはじめて気づく真琴。そんな真琴に、和子は自分の初恋の話を聞かせる。(小説、実写版「時をかける少女」のこと)いつか戻って来ると言ったその人をまつうちに時間が経ってしまった、
と和子(魔女おばさん)は真琴へ語りかける・・・
「あなたは、私みたいなタイプじゃないでしょ?」
「待ち合わせに遅れたら、走って迎えに行くのがあなたでしょ!? 」
真琴はその言葉で自分の素直な気持ちを行動で示します。
いよいよ次回、クライマックスです。