『墓場の鬼太郎』が初めて水木しげる先生の手で生みでされた漫画貸本!
その貸本について・・・昔(戦後)は今と違い、一般的な家庭では、子供が漫画本を買えるほどの余裕はそうなかったので、貸本屋というのがありました。
ちょうど今でもCDやビデオが高いのでレンタルで借りる人が多いのと同じです。
1960年代で漫画単行本一冊の値段が
今の値段で漫画本一冊が2000円台!
しかし、貸本屋だと、当時は一泊二日で100円位(今の値段で)とかなりお得。
貸本屋は大繁盛しました。貸本屋に多く置かれていたのが、貸本向けの書き下ろし漫画(これを「貸本漫画」と呼びます)。
貸本の最大の特徴は厚い画用紙に漫画や記事が書いてあることです!
これ専門の出版社や漫画家さん小説家さんも沢山いました。
天才バカボンの赤塚不二夫先生や『鉄腕アトム』の手塚治虫先生、江戸川乱歩氏、もちろんその中に水木しげる先生もいらしゃいました。
そして『ゲゲゲの鬼太郎』の原点、『墓場の鬼太郎』が始めて貸本漫画として、当時の子供たちに触れられました。その貸本漫画『墓場の鬼太郎』の復刻版がコミックとして出ています
ゲゲゲの鬼太郎に通じる話が多数収録されています!
ゲゲゲの鬼太郎の骨組みがすでに貸本時代の漫画の中に!
水木しげる先生の類まれなストーリー構成が
余すところなく発揮された妖怪漫画です!