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著:サキ
食べ物と放射能「14」 東京、板橋の製茶もセシウム基準値越え
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
※通常、話については信憑性、データについては信頼性と言葉を分けますが、ここでは信憑性に統一しています。
関東各地から静岡産のものまでが問題となっているお茶ですが、先日の茨城県産に続き今回は東京の製茶からも、国の暫定基準値を大幅に超える放射性セシウムが発見されました。
以下、一部引用となります。
「
東京都板橋区は30日、区内の茶畑の茶葉を加工した製茶から、国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える2700ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表。
製茶は小学生が茶摘み体験した茶葉を加工、板橋区は小学生に渡さず全量廃棄。「児童が茶摘みをしたことによる健康への影響はないと確認」といっている。
板橋区によると、5月9日に区立小学校の児童が茶摘み体験し、6月15日に製茶が完成。児童に渡す前に安全性を確認するため、放射性物質を分析した。
また検査の結果、この製茶から放射性ヨウ素は検出されなかった。
」
(ソースは福井新聞)
食べ物に関する話題をお伝えしている当ホームページでも、お茶に関する記事は以前から掲載しています。お茶と放射能汚染については様々な産地で問題となっていますが、東京でも同様に、暫定基準値を大幅に超える放射性物質が発見されました。
この発見自体は半ばわかりきっていたようなもので、そんなに驚きはしませんが、この時期に子供に茶摘みを行わせるというのはどうなのでしょうか。
チェルノブイリの原発事故でもお茶は早くから汚染されたといいますし、東京都板橋区がいう「児童が茶摘みをしたことによる健康への影響はないと確認」というのもあまり信用できません。被曝量は少なければ少ないほどいいはず。何も好きこのんで被爆しなくてもいいわけです。
こういう話を聞くと、千葉県では給食にお弁当を持たせる親が増えている、幼稚園を退園、休園する児童が増えている、というのも納得してしまいます。放射性物質に起因する死亡者を一人も出さないという責任感など、もう少し危機感を感じて欲しいものです。
しかし今回、よかったのは製茶がしっかりと検査をされたということ。それからしっかりと発表されたということ。
静岡県では放射線検査拒否から始まり、民間スーパーが放射能汚染の発見後の隠蔽などがありましたし、そのほかでも関東の一部の県ではお茶の検査を拒否しています。そういえばフランスに輸出したお茶が当地で拒否され、日本に戻ってくるといった事件もありました。
如何にお茶の放射能汚染が実際の摂取にはあまり影響ないといっても、しっかり情報を公開して貰えるからこそ信用できるというもの。国民のための行政という基本をを忘れないで頂きたいと思います。
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日清のカップラーメン、おやつと言うより食べ物といってもいいほど人気のカップラーメンですが、福島県伊達市で製造されているものもあります。製造工場は各地にありますが、製造所番号から製造工場を調べることが可能です。
この製造所番号より、福島県伊達市で製造されていることもわかりますが、日清のホームページに福島県伊達市の工場は載っていません。
原発事故後に消去されたのか、最初から掲載していなかったのか気になるところです。
※参考:東洋水産(マルちゃん)福島県伊達市に工場があります。
お茶についての過去記事
- 2011/06/10 放射能と食べ物「12」販売直前のお茶から放射性物質
- 2011/06/09 放射能と食べ物「11」茶葉の検査をする県としない県
- 2011/05/17 放射能と食べ物「7」静岡お茶の検査反発・対策
- 2011/05/11 放射能と食べ物「3」足柄の茶葉からセシウム
病気の治療を除いて、何一ついいことがない放射線。放射性物質の拡散。こういった事件を受け、ホームページを公開したい方も多いはず。ホームページはレンタルサーバーと呼ばれるものを契約することで公開できます。費用は月額100円〜。
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