ご紹介中の本は、イラストレーターという職業で生計を立てる筆者が、非常に勉強になった本。イラストレーションやアニメーションの勉強では基本ともいえるバイブルです。

徳間書店「生命を吹き込む魔法」

このホームページでは強く印象に残った部分を簡単にご紹介させていただいております。あらすじ未満??実際に書籍を購入されると、きっと一生モノの教科書として活躍してくれると思います。


LCラブコスメティック。筆者も利用しています。手頃でしかも楽しいサイト。ホームページはキレイで見やすい。
誰でも興味津々の内容だから、暇つぶしにもちょうど良いです。

ジャンル:「ディズニーアニメーションの歴史/02」

ディズニーアニメーションの始まり

この記事の内容は徳間書店から発売されている書籍を参考にさせて頂きつつ、
書籍の紹介を行っています。

大変素晴らしいその書籍は、
徳間康快氏追悼記念出版ディズニーアニメーション「生命(いのち)を吹き込む魔法」(The Illusion of Life)。

タイトルが長いです。
著者はディズニーで有名なあの”ナイン・オールド・メン”のメンバー。フランク・トーマス氏とオーリー・ジョンストン氏。この書籍は、イラストレーターとして生計を立てる自分自身も非常に勉強になった書籍で、イラストやアニメーション関係の仕事に就きたいという夢のある方には非常におすすめ。

本の価格は約1万円と高価なので、買ってみようかどうしようか、そんな方に向けてここでは強く印象に残った部分を簡単にご紹介させていただいております。

アリスの不思議の国から

ということでウォルト・ディズニーについてから。
もともとウォルト・ディズニーは、アニメーションに著しく興味を持っているわけではあませんでした。アニメーションやイラストに興味を持ち始めたのは、アニメーション制作会社で働き始めたのも兄弟である兄ロイ・ディズニー氏の影響と言われています。

しかしウォルトディズニーは、生まれつき行動力・実行力があり、そして常に物事(アイデア)について真剣に考えるアイデアマンでした。どちらかといえばクリエイターと言うよりビジネスマンタイプなんでしょ??人々の興味を集めるのが得意といった方が良いですね。

アニメーションというのは当時はあまり見向きもされない裏方メディア。そんなちっぽけなメディアに入ったのもそのアニメーションの世界を覆してやろうとする根性と探究心
この根性と探求心の強さによって、雑務に勉強にと人並み以上のチカラを注いだのでしょう。後にライバルなど何者も寄せ付けないほどのアニメーションと、その印象の強く魅力的なキャラクター(ミッキーマウスなど)を世に生み出します。そんなミッキーマウスなどはアニメーションというメディア自体を根底から覆すほどの存在にした先駆者として君臨します。

またウォルトディズニーのアイデアで生まれたディズニーリゾート。ディズニーランドにディズニーシー。ご自身の名前をこんなに大々的にフューチャー出来るなんてほんとうらやましい!
日本でも大人気のアトラクションが揃う夢のような世界。何度、行っても、行くたびに何か新しい発見があります。それこそがウォルトディズニーからメッセージではないでしょか・・・

みなさんはいかがですか?

ディズニーアニメーションの歴史
  • 1923年:ウォルト・ディズニー氏、アメリカのカンザスシティーのアニメーション映画会社らフォグラム社(イリノイ州、カンザスシティー)に勤めていました。
    そのフォグラム社で「アリスの不思議の国」を制作します。
  • 1923年8月、映画の本場ハリウッドへ「アリスの不思議の国」を持ち込みます。上映映画劇場と制作した「アリスの不思議の国」をシリーズ化して契約を締結。このときにウォルト・ディズニー氏の兄、ロイ・ディズニー氏と会社を設立しました。ディズニーアニメーションスタジオの誕生です。

アリスの不思議の国は今でも不動の人気を誇っています。しかし、カンザスシティーにいたときアリスの不思議の国全く注目もされませんでした。
長期契約を結びシリーズ化として出したアリスは、すべてがアニメーションではなく実写の女の子が漫画(アニメーションキャラクター)の動物と共演するシリーズ、つまり実写とアニメの混ざった映画でした。

  • 1924年: ウォルト・ディズニー氏がカンザスシティーにいた頃からの友人アブ・アイワークス氏、カール・ストーリング氏、バート・ルイス氏がスタジオに加わる。月一本のペースで映画を制作を開始します。「アリスの不思議の国」シリーズの宣伝ポスターをスタジオの主力アニメーターでウォルト・ディズニーのパートナーのアブ・アイワークス氏が担当します。
  • 1925年: 「アリスの不思議の国」シリーズの成功でスタジオのスタッフの人数が計12名に増えます。「アリスの不思議の国」の成功で新たな契約により、3週間ごとに1本のペースでアニメーションを制作。スタジオも大きくするため、ハリフッドの東はずれにあるハイペリオン通りにウォルト氏が土地を購入し、新しいスタジオの建設が開始されます。

ディズニーアニメーションの歴史はディズニーイラストの歴史でもあります。
これだけの長い間、愛され続けるディズニーキャラクターは、
イラストレーションを考える上での基本となるポイントが満載です。
徳間書店「生命を吹き込む魔法」というバイブル、
実売で1万円前後と若干高価ですが、興味をもたれましたら、
ぜひ手にとってご覧下さい。