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著:サキ
知られざる原発と放射能「1」 ドイツ放射線防護協会の見解
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
※通常、話については信憑性、データについては信頼性と言葉を分けますが、ここでは信憑性に統一しています。
福島第一原発の事故で放射性物質が各地に飛び散っていますが、それに伴い問題となるのが食料です。日々の生活とは切っても切り離せない食料について、放射線量と放射性物質の知識を少しは身につけなければいけないと思います。
今回はドイツ放射線防護協会から発表された資料の日本語版から、要点を抜き出しご紹介、また日本の暫定基準の一部を記載します。
※ドイツからの資料が必ずしも正しいわけではありませんので、判断は自己責任でお願いします。ドイツ人は放射能に関して非常に敏感とウワサされています。
以下、ドイツ放射線防護協会「日本における放射線リスク最小化のための提言」食物パート要点:
ドイツ放射線防護協会と情報サービス放射線テレックスは、福島原発事故の発生後の 日本において、放射線核種(いわゆる放射性物質:訳者注)を含む食物の摂取による被ばくの危険性 を最小限に抑えるため、チェルノブイリ原発事故の経験をもとに下記の考察・算定を行い、以下の提言を行う 。
- 放射性ヨウ素が現在多く検出されているため、日本国内に居住する者は当面、汚染の可能性のあるサラダ菜、葉物野菜、薬草・山菜類の摂取は断念することが推奨される。
- 評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、汚染飲食物1kg あたり4Bq以上、 成人は汚染飲食物1kg あたり8Bq以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。
- 市民団体および基金は、独立した放射線測定所を設けることが有益である。
飲食物を通じた放射性物質の摂取は、原子力災害後、長期間に渡り身体に最も深刻な 影響を与え続ける経路となる。日本では54,000Bq/kgのヨウ素131がほうれん草から検出されたが、現行のドイツ放射線防護令の規定に基づくと、こうしたほうれん草100gを一回摂取しただけで、甲状腺の器官線量は次のとおりとなる。
(bq=ベクレル)
- 乳児 (1 歳未満) 甲状腺線量 20mSv
- 幼児(1〜2 歳未満) 甲状腺線量 19.4mSv
- 子ども (2〜7 歳未満) 甲状腺線量 11.3mSv
- 子ども (7〜12 歳未満) 甲状腺線量 5.4mSv
- 青少年(12〜17 歳未満) 甲状腺線量 3.7mSv
- 大人 (17 歳以上) 甲状腺線量 2.3mSv
わかりやすい部分をピックアップするとこの部分になります。
「評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、汚染飲食物1kg あたり4ベクレル以上、 成人は汚染飲食物1kg あたり8ベクレル以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。」
「日本で検査されたような高濃度のほうれん草を食べると、100グラムでも子供にはかなりの被曝線量となってしまう」
日本の食品(食べ物や飲み物)暫定基準値:
- 野菜 2000ベクレル/kg(ヨウ素)
- 魚類 2000ベクレル/kg(ヨウ素)
- 牛乳・乳製品 300ベクレル/kg(ヨウ素)
- 水 大人300ベクレル/kg、乳幼児100ベクレル/kg(ヨウ素)
※放射性物質(ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウム等)の種類は単独・合計値など混同している部分があるかもしれません。ソースはネットニュース等。
現実的に考えて、ドイツ放射線防護協会がいうような「安全な食べ物」は現在、日本では採取できない状況かもしれません。ほんのわずかなでも、放射性物質は各地に飛散しているわけですから。
また気を付けなければならないのは、年間の線量。こちらも基準値変更のウワサがありますが、空間被爆や内部被爆含めてトータルでの線量です。これからは合計の被曝量を管理することが健康管理となるかもしれません。
水や米についてはこちらの記事でも取り上げています。
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