シャーロック・ホームズの冒険(海外ドラマ)について

名探偵ホームズ!コナン・ドイルの不滅の名作、海外ドラマお話と感想

シャーロック・ホームズの冒険「第41話」

「マザランの宝石」

マザランの宝石が盗まれる。総理の依頼なのだが、ホ−ムズは他の仕事がかかりっきりで、ホームズの兄のマイクロフトが引き受けました。

ワトソンはネイザン・ガリデブの妹たちから相談をうけていた。ジョン・ガリデブという男がきて、ある人が遺言を残し、三人のガリデブという人に、それぞれ500万ドルあげるという。

それをネイザン・ガリデブはしんじたが、妹たちは反対していた。 マイクロフトは、ホ−ル美術館で事情をきいていた。戸締りした時に襲われ、最後の客はシルビアス伯爵であったという。それで マイクロフトは伯爵の所にいく。「私は独自の調査をしている。」といったが、伯爵は「名誉を傷つける権利はない。」と いった。ワトソンの所にジョン・ガリデブが来る。関係ないことに口出ししないでほしいといった。3人めの発見を協力するな ら別だという。ジョンはイギリスにきたばかりといったがうそではないか。伯爵は宮殿に呼ばれ、マイクロフトは変装して、宮殿にはいる。

妹たちの家でその世、ジョン・ガリデブが忍んできて、地下室に入り、なにかさがしものをしていた。彼は本当は ジェ−ムズ・ウインタ−といい、刑務所に服役していた。捕まえようとして、ワトソンはけがをする。ウインタ−は伯爵にうまく だまされて、伯爵は宝石をもって逃げようとしたが、マイクロフトにつかまる。船でにげようとしたのである。ウインタ−を問い ただして捕まえたのである。宝石は戻り、フランスに無事に返却されたのです。

今回の事件のお話は、シリーズの中でもっともホ−ムズの(ジェレミ−・ブレッドさん)の出番が少ないです。

「ブラボ−」と、いいながら、立ち去る姿が、印象的でいつものホ−ムズとはとても思えない行動をします。 ホ−ムズの物語がこんなに面白いとは思わなかった。依頼を受けるとテキパキと行動し、事件の関わる人間の分析、そして緻密な 調査、警察も困難にぶつかると相談にくる。そしてすみやかに事件を解決する。また事件によって、自分の胸におさめることも あるのである。その時の判断で処理する。そんなホ−ムズを助けるのが親友のワトソン医師である。

ホ−ムズの性格を飲み込んで 時にはアドバイスをする。部屋の中は探し物をするときは、散らかし放題、かたずけない。苦手なのかなと思う。家主のハドスン 夫人がいつも片付ける。文句をいいながらも片付けるが、ホ−ムズとワトソンの理解者である。登場人物がそれぞれ、品格がある のは、紳士淑女の国のイギリスなのかと思う。自分自身をわきまえているし、服装がきちっと着こなしている。ホ−ムズと ワトソンのきりっとした着こなし、歩き方も姿勢がよくて、さっさと歩くし気持ちよい。風景が美しい。お屋敷の庭での木々の 葉っぱ、田園の緑の美しさが見られた。ホ−ムズはパイプを吸うので部屋中、煙だらけである。健康によくないと思うのだが、 ワトソンもそれを心配している。

ホ−ムズ役のジェレミ−・ブレッドはあたり役である。ホ−ムズそのままである。足を組んで 依頼者の話を聞くポ−ズは、存在感があり、かっこいいといいたい。

1984年から1994年までの10年間放送された。最初の何年間は ホ−ムズはさっそうとしていたが、年月がたつにつれ、いささか疲れているような顔立ちである。マゼランの宝石ではほんの 少しか場面がなかった。ジェレミ−・ブレッドが病気であったということである。1995年に亡くなったということである。本当に 残念である。ホ−ムズの物語はドラマかされなかったのがまだたくさんあるそうである。作者のコナン・ドイルが最初に書いた 緋色の研究というのをブレッドで演じてほしいし、それが見られないのが残念である。

ホ−ムズの声を担当した俳優の露口茂さんは、とてもホ−ムズの性格をとらえていたと思う。とにかく何回みてもあきないし、また新しい発見が見つかる作品である。