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著:サキ
食べ物と放射能「21」 福島のお米が出荷可能
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
※通常、話については信憑性、データについては信頼性と言葉を分けますが、ここでは信憑性に統一しています。
福島県が県内の早場米の放射性物質に関する測定結果を発表しました。
一部でセシウムが検出されたということですが、安全に食べられる数値ということです。
以下、一部引用
「
郡山、二本松、本宮の3市にある五つの水田のサンプルを調査。その結果、旧大平村(現二本松市)、旧和木沢村の一部(現本宮市)、旧喜久田村(現郡山市)で 早場米を出荷できることになった。
このうち旧大平村で22ベクレルを検出したが、 白米の状態で調べたところ、セシウムは検出されなかった。
農林水産部長は「食べていただくのに問題ない検査結果で安堵している」と話した。今回の検査対象は、県内で比較的土壌汚染の度合いが高い地域の早場米。福島県は「楽観はできないが、稲が放射性物質を吸い上げる割合は当初の設定よりも低いだろう」。
農家には、放射性物質のコメへの付着をできるだけ避けるため、収穫時に土を巻き上げないようにしたり、 コンバインを洗浄したりするよう指導している。同県の早場米の検査結果が出るのは25日に次いで2回目で、 25日には会津地方の同県会津坂下(ばんげ)町の4サンプルを検査し、いずれも不検出だった。
」
また、二本松市の水田で収穫された早場米からは若干の放射性セシウムが検出されたということです。
「
二本松市(旧大平村)の水田で収穫された早場米1検体から、1キロ当たり22ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表。
県内の早場米からセシウムが検出されたのは初めてだが、暫定基準値の500ベクレルを下回っており、同地区からの出荷を認めた。
白米に精米して再調査した結果、セシウムは検出されなかったという。県によると、早場米のモニタリング調査は会津坂下町(4検体)に続いて2回目。26日は郡山市と本宮市の3地区の4検体も調査したが、検出されなかった。これまでの研究でもセシウムはぬかにつく傾向が確認されているという。
」
福島県の早場米から検出されたセシウムは少なめ、白米にすれば無検出ということです。
まずは一安心、といいたいところですが、今までの福島県の行い(偽装や牛の扱い)を考えると、100%信用するわけにはいかないのが本音です。
カリウムを話に出しているところからも、信用度は微妙というイメージを感じさせてしまいます。
また、福島県の放射性セシウム検査について、検出限界以下がいくつ以下はわかりませんでした。
どちらにしても出荷されるということはブレンドされ、また外食、お菓子など、日常的に市場に出回るということです。出荷されたものは必ずいつの間にか口に入ります。こういう場合、気持ちよく食べるのが最善でしょう。
インターネット上の反応について
- 放射線量が高い地域のお米がなぜ非検出で安全?
- 高すぎる暫定基準値となんとしても出荷させたいという検査では信用できない。
- 二本松なんて猛烈な汚染地域でなんで安全?
- 千葉や茨城の中でも汚染の少ない地域でしっかり出てるのに、濃厚な汚染地域の二本松でこれはない。
- どんな検査方法だったのだろう。
- 検査結果は検査結果。安全と言うことなら素直に食べるべき。
- これはとても良いニュース。みんなで喜ぶべき。
ドイツのテレビ放送で放射能汚染の現実を放送
ドイツのテレビ放送で福島の話題が取り上げられました。内容としては、病院で福島県民の検査を受け付けないことや、政府の隠蔽、判断ミス、原子力利権についてが触れられています。
日本各地のガイガーカウンター・ライブカメラを地域別に集めました。
各県のリアルタイム放射線測定器
当ホームページで放射線測定器についてレポートしています。