トレンドワードメニュー
| タイトル | 知られざる原発と放射能「7」 |
サキの特別レポート |
|---|---|---|
| 流行検索キーワード | 原発事故、福島 | |
| 日付 | 2011/06/26 福島原発関連の検索人気キーワード |
著：サキ
知られざる原発と放射能「7」 ガイガーカウンターのライブカメラ
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
※通常、話については信憑性、データについては信頼性と言葉を分けますが、ここでは信憑性に統一しています。
放射能といえば気になる日本各地の放射線量。この放射線量ですが、国が発表するものは地上２０メートルの高さに設置してある測定器の値を公表するなど、１００％は信用できない値です。
（最近は地上１メートルの高さで放射能測定を行い公表する場合も有り）
この地上２０メートルの高さに設置された放射能測定器、なぜ２０メートル？といえばこれ、どうやらチェルノブイリの原発事故の際にこれくらいの高さで放射能測定したらしく、それにちなんで日本でもだいたいこのような高さに設置したみたいです。
普段人間が生活する場所と比較すれば、だいたい１０分の１程度の値を示すようです。
さて、これでは信用できん！ということで個人の方が放射線測定器を使用して各地を測定。そしてそれをインターネットを利用して放射線測定値を公開しています。
正確には、少し前は公開されている個人の方はとても多かったのですが、現在は基本的に測定値の公開が禁止されているということで、減少傾向です。
それでも、今もすばらしき有志の方がインターネットを通じて日本各地の放射線量を公開してくれています。
前置きが長くなってしまいましたが、現在、ユーチューブの兄弟ともいえる「ユーストリーム」にて、各地の放射線量が確認可能です。様々な測定器・ガイガーカウンターが利用されているので、精度に関しては若干の個体差があるかもしれませんが、高機能な放射線測定器を使用されている方も多そうです。
一部の放射線量を例に
試しに千葉の放射能、どれくらいの放射線量になっているか、集めてみました。
千葉県松戸市
千葉県千葉市稲毛区
千葉県千葉市中央区
Video chat rooms at Ustream
これらはライブ、つまり常時リアルタイムで配信してくれています。
このように地域ごとに集めると、わかりやすくていいですね。
（風の吹きだまりなど場所によって差が大きいために参考程度でどうぞ。）
参考までにこの放射線量は、マイクロシーベルト/アワー、１時間あたりの放射線量が表示されています。ご存じの通りこの数値に２４をかけると１日あたりの放射線量となり、さらにそれに３６５をかけると１年間の放射線量となります。
千葉市の場合、だいたい「0.10〜0.15」ですので、年間被曝量は、
0.125 X 24 X 365 ＝ 1095マイクロシーベルト
（平均となる0.125で算出した例）
と計算できます。
ミリシーベルトに直すと約１.1ミリシーベルトとなり、年間被曝量の国の基準値となる1ミリシーベルトを超えてしまいます。
実際には、３月、４月にはもっともっと放射線量が高かったはずですので、被曝量はもう少しおおきくなるはずと思われます。
そしてこの数値が年間の「外部被曝量」で、外から浴びる放射線量です。
大気からの呼吸や食べ物摂取による被爆は「内部被曝量」となります。
この外部被曝量と内部被曝量の合計が年間被曝量となります。
日本各地のガイガーカウンター・ライブカメラを地域別に集めました。
各県のリアルタイム放射線測定器
当ホームページで放射線測定器についてレポートしています。