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著:サキ
原発事故、ニュースの信憑性について「14」 危険なデータは公表しない?
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
※通常、話については信憑性、データについては信頼性と言葉を分けますが、ここでは信憑性に統一しています。
福島で原発事故が起きたのが3月11日、水素爆発が起きたのは同14日ですが、そのときに公表された放射能測定データに意図的に発表しなったかもしれないデータが明るみに出ました。
福島県で計測された放射能測定データで低いもののみ公表され、その6000倍という測定データは隠されていました。
以下、一部引用してご紹介します。
「
東京電力福島第一原子力発電所で最初に水素爆発があった3日後、 原発から約50キロ離れた福島市内の雑草から、1キログラム当たり100万ベクレルを超える高い放射能が検出されていたことが分かった。 福島県は政府に連絡したが、公表されたのは、翌日に別の場所で測った6千分の1ほど低いデータだけだった。
県は「意図的に公表しなかったわけではない」としている。
川俣町の国道114号と349号の交差点付近の雑草からは、放射性ヨウ素が1キロ当たり123万ベクレル、放射性セシウムが 10万9千ベクレル。福島市の国道114号付近の雑草からはヨウ素が119万ベクレル、 セシウムが16万9千ベクレル検出された。
しかし、県が当時公表したのは、同支所の水道水から出た放射性ヨウ素の 177ベクレル、放射性セシウムの33ベクレルだけだった。
」
(ソースはアサヒドットコム)
この話は多くの人が生活する都市、福島市での話です。50万人という方が住む街、そして幹線道路が走る場所の情報をこれだけ隠蔽していた、ということです。
意図的に公表しなかったのではない、ということですが、これがパニック防止の情報統制なのでしょうか?情報が公開されていれば、少しでも早く非難できた方もいるはずですから、結局隠蔽と信憑性に欠けるデータ公開と言わざるを得ません。
このような情報を隠しておいて、風評被害などという言葉を流行らせた政府、それからこの事実を知っていながら、風評被害の補償をしろという福島県知事、どう思いますか?
私は全くあきれかえってしまいます。
福島市で計測された放射性物質、ヨウ素が119万ベクレル、 セシウムが16万9千ベクレルということですが、これはとんでもない数値です。100ベクレルとか1000ベクレルとか、全く単位が違います。
これだけの放射性物質が野菜や家畜飼料、その他食材にも積もったと仮定することもできます。
隠蔽と信憑性ない情報こそ恐ろしい訳です。
参考 : ベクレルをシーベルトに換算するホームページもありますが、様々な条件で一律に計算できるわけではありません。しかしその上で、この計測された草を100グラム食べたとして計算してみると、2.62ミリシーベルト。10回食べたらこの食材だけで26ミリシーベルトの被爆になってしまいます。
この情報隠蔽より想像できること
- 避難地域は放射線量では決まらない、影響を受ける人口で決まる可能性がある
- 実際の放射能汚染マップは公開されたものと違うのではないか?
- 意図的に公表しなかった情報が他にもあるかもしれない
- 福島県の公表データも信用できなくなる可能性がある
この件について複数の方から意見を聞きました。やはりみな心配なのは、福島の方の健康被害についてと情報の入手方法についてです。
そしてもっとも声を大にして言いたいことといえば、満場一致で「福島県知事のいう風評被害について」、これです。
風評被害だから補償しろというのは、いったい誰が補償することになるのでしょう?東電ですか??いや違います。結局のところ全国の国民が補償することになるんです。原発で放射能被害を受け、経済面での被害も受け、さらによくわからない補償も負担させられるわけです。
農家を守るという問題を、ただ単に補償で済ませないでください。日本経済が終わってしまったら取り返しが付きませんから。
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