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著:サキ
食べ物と放射能「6」 魚の汚染と生物濃縮
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
※通常、話については信憑性、データについては信頼性と言葉を分けますが、ここでは信憑性に統一しています。
食べ物と放射性物質、危険性をお届けしている本特集、今回は海の汚染と生物濃縮について。なんとなくは理解していてもハッキリと理解できていないようなキーワード、生物濃縮。具体的にはどんな感じか?海洋汚染と絡めてお伝えします。
現在も海に放出してしまっている放射性物質、この数値が例えば魚の体に入った場合に何倍もの数値になってしまうのが生物濃縮です。
具体的には、生物濃縮の目安100倍の場合、海の水の数値が1とだった場合、魚を検査すると100になってしまうということです。
この生物濃縮目安はヨウ素、セシウム、ストロンチウムなど核種によって異なります。
海の生物と生物濃縮の目安(ヨウ素)
- 魚類 : 9倍
- 甲殻類 : 3倍
- 軟体動物 : 10倍
- 海藻 : 1万倍
海の生物と生物濃縮の目安(セシウム)
- 魚類 : 100倍
- 甲殻類 : 50倍
- 軟体動物 : 60倍
- 海藻 : 50倍
(これらの数値についてソースはIAEA報告書)
同じ食べるにしても量を食べるのはやはり魚ということで、魚のセシウム100倍は注意が必要でしょう。現在日本の行政検査では、皮をはいで内臓、骨を取って頭も落として検査をしていると言うことですので、できれば煮魚などは食べない方が無難かもしれません。
小さな魚がプランクトンを食べ、大きな魚が小さな魚を食べるということで濃縮されていくわけですので、まずは小さな魚などから被害が出ます。スズキなどの比較的大型の魚は7月程度から問題が大きくなると予想されています。もちろん、エラから吸い込む放射性物質もあるわけですので、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では油断なさらずに。
現在、ストロンチウムやプルトニウム等の検査結果は公開されていませんので、これらが公開されるまでは、疑わしきは悪、をキーワードに注意したいと思います。
海の放射能汚染ですが、何も直接原発から漏れている水だけで汚染されているわけではありません。大気へ放出される放射性物質も海に降下していますし、雨が降れば陸上の放射性物質が川を経由して流れ出ていきます。
また話題のグリーンピースによる水質検査を日本は拒否しています。これは何か隠蔽のにおいがプンプンしませんか。都合のいい数値と都合のいい誤差というのは社会人の皆様なら日常からお使いのことだと思います。第3者機関の方が信用できるという現在のイメージを早く何とかしてほしいものです。
すこしだけ覚えておきたい基準値キーワード 世界と日本の基準
- アメリカの水の基準 0.1ベクレル
- 世界の水の基準 1ベクレル
- チェルノブイリの水の基準 10ベクレル
- 日本の水の基準 300ベクレル 世界の300倍
- 世界の食べ物の基準 10ベクレル
- チェルノブイリの食べ物の基準 37ベクレル
- アメリカの食べ物の基準 170ベクレル
- 日本の食べ物の基準 2000ベクレル 世界の200倍
- 世界の空間線量の基準 1ミリシーベルト
- 日本の空間線量の基準 20ミリシーベルト 世界の20倍
- チェルノブイリの土壌基準 493ベクレル これ以上は農業禁止
- 日本の土壌基準 5000ベクレル これ以上は作付け禁止 チェルノブイリの10倍
病気の治療を除いて、何一ついいことがない放射線。放射性物質の拡散。こういった事件を受け、ホームページを公開したい方も多いはず。ホームページはレンタルサーバーと呼ばれるものを契約することで公開できます。費用は月額100円〜。
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