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著:サキ
食べ物と放射能「4」 岩手の牧草、放射性セシウム基準値超える 福島以北で初めて
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
※通常、話については信憑性、データについては信頼性と言葉を分けますが、ここでは信憑性に統一しています。
岩手県の牧草からセシウムが検出され、出荷停止となりました。
以下、一部引用
「
岩手県は13日、滝沢村で11日に採取した牧草から、農林水産省が定めた暫定基準値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。
今年分の牧草は収穫されておらず、福島第1原発の事故後に収穫したものは乳牛や肥育牛に与えられていない。乳用牛が食べる牧草1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は300ベクレルで、滝沢村では359ベクレルを検出した。
県によると、福島県以北で牧草の放射性物質が基準値を超えたのは、岩手県が初めて。
」
(ソースは共同通信47NEWS)
記事によると、今年分の牧草は収穫されておらず、原発事故後に収穫した牧草は、乳牛などには与えられていないと言います。
しかし問題は、今までベールをかぶっていた東北地方、ついに検査が行われ、牧草からセシウムが検出されてしまいました。
牧草やその辺の草を食べる動物は何も牛ばかりではないわけで、地震による被災地での食べ物等に影響が出ないことを祈ります。
また、なんで300ベクレルで騒いでいるか?500ベクレルではないのか??
乳牛は牛乳になるまでに生物濃縮するということで、実際に牛乳になるころにはものすごい濃くなってしまうということです。
セシウム味の牛乳とかいうワードが流行っているようですが、冗談ではありません。今回のように、危険なものは厳格に出荷停止にという政策を国で責任を持って行えば信用はいづれ戻ってくることでしょう。
出荷停止が増えれば農家や漁師は打撃を受けるかもしれませんが、そんなのは何の仕事をしても安定はありません。農家だけ手厚い補償が行われるのは、個人的に大きな疑問を感じます。(公務員もしかり)
じゃあ、サキも農家をやればいいんじゃないかって?
はい、おっしゃるとおりで。実は数年後から農家に手を出そうかと思ってました。でも、放射能の影響で関東地方での農家は厳しくなってしまいました。
今日のキーワード 世界と日本の基準
- アメリカの水の基準 0.1ベクレル
- 世界の水の基準 1ベクレル
- チェルノブイリの水の基準 10ベクレル
- 日本の水の基準 300ベクレル 世界の300倍
- 世界の食べ物の基準 10ベクレル
- チェルノブイリの食べ物の基準 37ベクレル
- アメリカの食べ物の基準 170ベクレル
- 日本の食べ物の基準 2000ベクレル 世界の200倍
- 世界の空間線量の基準 1ミリシーベルト
- 日本の空間線量の基準 20ミリシーベルト 世界の20倍
- チェルノブイリの土壌基準 493ベクレル これ以上は農業禁止
- 日本の土壌基準 5000ベクレル これ以上は作付け禁止 チェルノブイリの10倍
母乳検査やって1000ベクレルまで基準あげて被爆者は24人中7人でした。
(茨城、千葉、埼玉、東京)
この基準はチェルノブイリの30倍程度の値。(母乳に関してはソース未確認)
その他、放射能に関する今日の豆知識
1.こんにゃくの生産地はほとんど群馬県(ソース未確認)
2.放射性物質の半減期について、たとえばセシウム。30年で平気と言った誤解もあるようですが、
一般的に言われる、「放射性物質が無視出来るようになる期間」はその10倍。
十半減期といわれています。
- ヨウ素131が8日 - 80日
- セシウム134が2年 - 20年
- セシウム137が30年 → 300年