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タイトル | 健康エコナ、花王、尾崎社長記者団と懇談会 |
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流行検索キーワード | 花王、健康エコナ | |
日付 | 2010/01/17 検索人気キーワード |
著:サキちゃん
花王の健康エコナ、尾崎社長記者団と懇談会
今年(2009年)6月に、発がん性物質に変化する恐れのある不純物が、通常の10倍から182倍ということが判明し、自社回収、販売停止中の花王のトクホ商品、健康エコナ。その後、自社からトクホ(特定保健用食品)の登録を食品安全委員会に返上するという異例の行動を見せた花王が12月17日に記者団を交え、今後のことについて花王の尾崎元規社長が懇談会を開きました。
内容はというと、花王の尾崎元規社長は、前回の記事と同様トクホ(特定保健用食品)の認定を返上した問題の「エコナクッキングオイル」を含む健康エコナ関連商品の再開、または新商品としての販売時期について「現在は、まだ食品安全委員会で安全性の追究を行っている段階で、食品安全委員会の安全性評価がクリアにならないと申し上げられない。」とあまり進展がない説明。
その一方で「問題の発がん性が疑われているグリシドール脂肪酸エステル低減の技術的なめどは立っており、できるだけ早く機能性食品として復活させたい」と強い意気込みで説明しました。やはり、売れ筋商品だけに、力の入れようや、消費者の視点からという姿勢は、大企業として立派だと感じる部分はあります。グリシドール脂肪酸エステルの低減から一刻も早い商品再販開始を期待します。
商品、特に食料品を開発、生産して売る以上、何かしらの問題は仕方ないわけで、現在科学的に解明されていない体に悪影響な物質も将来見つかるかもしれないわけです。
一つ気になるのは、こういった商品の回収や販売停止を行うことは、間違いなく企業の体力を奪うことであり、これが商品の価格に跳ね返える事です。