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映画タイトル | 大奥 |
|
---|---|---|
監督 | 林徹 監督 | |
主演(俳優さん) | 仲間由紀恵、井川遥、及川光博、杉田かおる |
著:サキちゃん
映画・大奥は、歴史時代劇の映画。あらすじ、評価批評、制作背景をお届けします。
大奥とは、将軍:徳川家康時代から存在した、城主とその家族が城の中プライベート的な生活ができる場のことで。将軍の妻や身の回りの世話をする女中、女性だけが住む区画のことです。
簡単に言ってしまえば、将軍様の強大なハーレムの場のこと。女の意地のぶつかり合いが想像出来ます。
2006年に公開された日本映画「大奥」は、それまでテレビドラマなどでの視聴率や反響が大きかったことなどから実現したわけなんです。
大奥の中で最も位の高い大奥総取締役の絵島(えじま)役を仲間由紀恵が演じていました。
仲間由紀恵というとごくせんや、サスペンスなんだけどコメディチックな、緊迫したドラマや映画での役柄は、全くと言っていいほどイメージになかったので、この大奥に向いているのか少々おもしろいかどうかの不安感が・・・。
しかし、引っ張りだこの女優、仲間由紀恵さすがですね。このシリアスな大奥は、いつもテレビで見る演技とは違い、感情を抑えつつも意志の強い女性(絵島)を演じきっています。
2006年に放送されたNHK大河ドラマ 「功名が辻」 の主人公、千代を演じたときも演技のうまさは、とても実感していました。
戦国時代という生きるか死ぬかの乱世に、生き生きとのびのびとニコニコしながらも夫を支え生きた武士の妻役は、とても印象的で、女性の真の強さが伝わってきました。仲間由紀恵は、高い声と響きのあるよく通る声が印象的なんです。
同じ大奥で、中臈(ちゅうろう)と呼ばれる、高いくらいにあった宮路役を演じた、杉田かおるの演技も顔の表情の作り方がとてもうまいのも目立っていたと感じます。
杉田かおるはその時々の場での演技がとてもうまく(主観ですが)、微妙な演技の仕方などもやはりベテランと言うべき価値がありますね。杉田かおる以外も周りは、とんでもないビッグネームが勢揃いの日本女優のベテランばかり、麻生祐未、浅野ゆう子、高島礼子などなど。
あと大奥は最も多いときには、2000人から3000人もの女中がいたとされ、祖霊は遠く及ばないものの、制作がフジテレビという事もありか、フジテレビ女子アナウンサー31人がエキストラで出演しています。
裏話としてギャラは出たんでしょうかね?いやいや、食事だけだったとウワサです。
少しでもコスト削減の傾向みたいです。
話は戻り、俳優に関してですが、周りが、ベテラン揃いにも関わらず、絵島を演じた仲間由紀恵の存在感ある演技力は、大拍手ものと思われます。
絵島が恋い焦がれていた歌舞伎役者、生島新五郎役を演じていた西島秀俊は、最後の最後まで絵島をかばって処刑されてしまうのは、とても悲惨な場面でした。
以上、映画「大奥」、サキの評価評論とあらすじでした。