乗り比べがしにくい、中古車購入の時こそ、辛口の自動車評価と比較で、賢いくるま選びを。
(2005年記事 日産 S15シルビア)
若干だが5ナンバー枠よりワイドにして、またおとなしめのデザインにしたことで不人気だったS14シルビアのあとをついでデビューしたS15シルビア。よくこんな不人気車を継続させてるなって感じですけど、BB4からBB8プレリュードのモデルチェンジと同じく、コストを掛けずに、ほとんど先代モデルと同じ内容で、ビッグマイナーに近いモデルチェンジです。シルビアはS13、S14からのボディの強化とリファインが中心のモデルチェンジです。
一回りコンパクトになったニッサン・S15シルビアですが、内外装のデザインもようやく現代的になり、スタイリッシュと評価する人が多かったです。いわいるラテン系で、イタリアンデザインと呼ばれる系統ですが、キャビンがコンパクトのため、室内はフロントも相当狭く、着座位置もそんなに低くないため、大柄な人は乗れません。コンパクトカーの雰囲気でスペシャリティーな感覚が全くないのが残念です。
S15のシルビアは、そのイメージとは裏腹に、走るとかなりいいです。相変わらずの次元の低いオーバーステアは街中の交差点でもリアは滑りまくり、気持ちよく踏んではいけないですが、モーグルターンをコンセプトにしたというのも当たり、怖くはありません。それ以外はよくできており、フリクションは大きく要交換のショックを除けば、ブレーキやタイヤと、ブルブルしないボディはいいですね。
S15シルビアのエンジンは他のおじさん御用達セダンや実用車と同じSR20ですが、S14のころとは比べられないほどいいです。ターボエンジンのわりにレスポンスよく、扱いやすく、意外と上も回る。さすがに250馬力もあるような感じはしませんけど、4気筒ターボではベストといえる質感ですね。上が回る分、リアが出ると一気にレブリミッターに行ってしまうので、練習する人は1段高めのギヤでどうぞ。
デビュー当時は貴重な軽量後輪駆動のFRクーペとしてでなく、外観のデザインの良さでも話題になったシルビアですが、残念ながら販売的にはうまくいかず、生産中止になってしまいました。新しく1クラス上のFRプラットフォームを使うトヨタのアルテッツァなんかよりシルビアの方がFRらしくエンジンもいいし、いいと思うけど、やっぱりくるまの運転はミニバンで楽しんで、サーキット用ではカートでも購入するのが現代的ですね。やっぱりクーペは余裕のある人が大柄で高級なクーペに乗るのがスタイリッシュだし、それに憧れて勉強や仕事をがんばるというのが本来の姿であって最も美しいのではないのかなと。1世代前にあった、トヨタのサイノスという、ターセル、コルサをベースにしたコンパクトクーペがありましたが、遅く、狭く、かっこわるく、楽しくない、でした。やはりコンパクトクーペは存在が難しいです。しかし15シルビアはD1などでも大人気で、ドリ車ベースに最適かもしれません。
| ライバルと比べての評価 | |
|---|---|
| エンジンの質感 | |
| 足回りの質感 | |
| 内装の質感 | |
| 外装の質感 | |
| 快適性 | |
| お買い得度 | |
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