乗り比べがしにくい、中古車購入の時こそ、辛口の自動車評価と比較で、賢いくるま選びを。
(2004年記事 ホンダ ビート)
ホンダきっての軽スポーツといえば、やっぱりビートでしょう。かなり古い車で、あまり見かけることもない車ですけど(2004年現在)、中古車を発見すれば、完全にプレミア価格です。10年落ちですものね。ビートって、よくもわるくも、希少価値の高いくるまですね。
そんな、ホンダの軽スポーツとして一部のマニアから相当な人気のあったビートですが、軽自動車としては高めの価格設定で、カプチーノやAZ-1といった強烈なライバルもいたために、一般的には人気がなかったと覚えています。
自分はビートで峠道を含め、500キロくらいを走ったので、そのときの強烈な印象を書きます。ビートはホンダのブランド力があってこその車で、乗ると、実は遅いだけ、特徴的なインパネを含む開放感で、バイクのような感覚を楽しむ自動車です。ホンダのイメージってすさまじく、速いようなイメージをもってしまいますが、ホントに遅いんです。広い道だとタクシーに負けちゃいます。エンジンはかなりうるさく、耕耘機のような音で、しかもこのスタイル。で、遅いと街中では恥ずかしくなってしまいます。
エンジンは遅く、MTミッションのフィーリングは悪く、ホンダらしくない、おもちゃの車って感じですが、峠道に行くと、リアはかなりクイックに滑ります。もっさりとしたハンドリングから一転して急にリアが出ます。J.ハーバードが、とんでもなく遅いけど運転して楽しいとおっしゃっていました。ビートは運転のうまい人だったら最高に面白いかもしれません。
ビートって、NA660ccの自称、64馬力みたいですね。レッドゾーンまで回そうが、ホンダのくるまだけに残念というしかありません。カタログスペックはあてにならないって本当に思います。ちなみに乗り心地は、この手の軽自動車スポーツとしてはライバルと比べればそんなに悪くないです。しかし悪いのは悪く、ストロークもないので、軽くてピョンピョン跳ねますが、同世代のスターレットGTターボみたいの感覚です。ちなみにハーシュネスはひどく体に伝わってきます。ギャーギャー、がしゃん、がしゃんと。
結局のところ、ビートは開放感で乗る車ですね。カート感覚のスポーティ差も欠けているし、上質なわけでもない。ライバルのAZ-1が本格軽スポーツだとすると、ビートとAZ-1との中間にカプチーノって感じでしょう。その中ではビートが一番気楽に乗れて、室内も広く、おもちゃ感覚で買い物もいけない事もないです。ホンダのブランド力だからこそできた、あまりに商品価値と計画性のない、技術者の一人よがりと思わざるをえないビートでした。好きな人は誰になんと言われようとも、いつまでも乗っていられる、これがビートのすばらしいメリットです。
| ライバルと比べての評価 | |
|---|---|
| エンジンの質感 | |
| 足回りの質感 | |
| 内装の質感 | |
| 外装の質感 | |
| 快適性 | |
| お買い得度 | |
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