乗り比べがしにくい、中古車購入の時こそ、辛口の自動車評価と比較で、賢いくるま選びを。

(2001年記事 三菱 FTO)
ミツビシの伝統的な車名であるFTOを復活させてデビューしたのは平成6年のこのくるま、2リッターでV6、マイベックエンジン、ATはインベックス2と話題も多いくるまです。FTOはエクステリアも個性的で、小さなクーペという、一部のマニア以外は嫌がる形状ですが、TVCMも多く、とにかく話題にはなりました。
小さめのクーペというと、とにかく20代の年齢にぴったりとも考えられますが、普通は大きいくるまに乗りたいと思うモノですからね、花嫁捜しもあるし(苦笑)ドリフトを楽しむ車でもない。安くて小さいというのは、まさしく買ってからみじめになるくるまです。トレンドでもないですしね。そうすると、女性ならいいのかってことになります。はい、実際に綺麗な女性がクーペに乗っているとかっこいいという意見もあります。
FTOの室内に乗り込んでみると、スペシャリティな雰囲気はないですね、残念な室内です。まあ走るのにはまったく支障のないところですので気にしなければ問題はありません。シートが小さいのだけは仕方ありませんので交換です。
FTOで走り出すと、エンジンはホンダのブイテックほど、スルスルとは回りませんが、同様の機構をもつマイベックだけあり、通常の2000ccより断然パワフルです。ブイテックの方がスムーズで吹け上がりが軽いのはエンジンにコストを掛けるホンダだからでしょう。FTOのエンジンはまあまあって感じです。しかし、この車体(ミラージュベース?)で6気筒はすごい!
サスペンションは固いですね。タイプRシリーズと同じくらい。それでいてリバンプ側、伸びる方は伸びるので、嫌です。しかも固い分、とんでもなくボディが柔らかく感じ、フロアごとがちゃがちゃと振動します。まるでボディもサスペンションの一部のように突き上げます。平らな路面ならタイヤのグリップは強烈で、V6エンジンの影響で重いフロントの鈍さを忘れさせるコーナー出口の感覚を覚えています。FTOデビュー当時のくるまでは、純正ではこんなグリップ感のくるまは他にありませんでした。
FTOの長所は、5速のオートマティック・トランスミッションでしょう。その制御方式はインベックス2と名付けられ、学習機能付きです。このオートマ制御方式は、ホンダのプロスマティックなど相手にしないもので、状況に応じて変化するのは驚きです。ステアリングさばきにも反応しました。トランスミッション自体は設計もよくなさそうでショックもありますが、インベックス2は面白かったですね。
どうしてもFTOが欲しければ、やはり良質な程度のいい中古車をドレスアップして、見た目に自己満足しながら大事に乗るのが一番です。くるまを大事にするポイントはなんといっても自己満足ですからね。
| ライバルと比べての評価 | |
|---|---|
| エンジンの質感 | |
| 足回りの質感 | |
| 内装の質感 | |
| 外装の質感 | |
| 快適性 | |
| お買い得度 | |
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