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著:サキ
原発事故のニュース、信憑性について考える「7」 土壌の染量隠蔽?
※震災により、また原発による被害に合われている皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
※スマートフォンで手軽にネットが利用できる時代です。福島原発の事故を絡めつつ、テレビニュースとネット上の情報の信憑性を考え、少しでも確度高い情報について考えます。
福島第一原発の事故に関連して、情報の信憑性、ついては隠蔽工作についてを話題にしていますが、情報改ざんに関しての話題となります。
今回の話題は、「土壌の放射性物質を過少に見せかける日本政府のトリック」。信憑性、確度といった点では非常に高いとはいえませんが、日本政府や各公務員の姿勢に不信感を感じていらっしゃる方は怒り爆発といえる内容です。
話7割程度で読んで頂きたい内容ですが、あまりにも危機感なさすぎるのも問題、といった観点から取り上げさせて頂きます。
内容の一部は引用させて頂きました。
サラリーマン活力再生
http://blog.goo.ne.jp/kintaro-chance/e/16d46ba3fd7f5d55284d629acb3cc312
以下の記事、ソースは読売新聞など複数
農水省は一部の自治体が東北地方や関東各県ので水田の土壌調査を始めたことを明らかにしました。
しかし、問題はその調査方法です。
記事によれば、「土の表面から15センチ下の土壌を採取し、放射性セシウムの濃度を測定する」らしい。土の表面から15センチ下の土壌に、今回の原発事故によるセシウムが存在すると考えるのは難しく、わざわざこうした採取方法をとることに、放射能汚染の実態を意図的に隠ぺいする意図が見て取れます。
フランスの独立系調査機関であるACROのサンプル採取マニュアルによれば、土の場合は土表面から2cmの深さでとること、泥の場合にはできるだけ表面(数ミリの深さ)で採ることを指示。
私サキが独自に調べたところによると、セシウムやプルトニウムなどは1年間に2センチくらいしか土壌をすすまないと考えられます。
したがって、土壌深さ15センチという測定基準は大問題でしょう。
経済的な面や国としての補償、そして食糧問題を考えれば、苦肉の選択なのかもしれません。しかしそれによって国の信頼が失われるのも事実。
これは国民の為に行っている情報改ざんか、公務員の為に行っている情報改ざんか?
なんだか、モニタリングポストの放射線数値が信用できないという考えもうなずけます。
手塚一佳(小沢一郎政治塾8期卒業)さんのツイッターにこういった内容の記事があります。
「本日3月31日。東京の放射線量を測る機会に恵まれた。東京城東地域(注:江東区・墨田区・江戸川区など)の空間線量が0.08μSv/h。これは0.08×2×24×365=1401μSv/Yと、内外被曝を計算して一般人の年間許容量をわずかに超える程度。しかし地面では0.14μSv/h〜0.2μSv/h。土壌汚染が深刻。」
これから秋になれば米の収穫があります。その後は田植えも。特に小さいお子様のいらっしゃるご家庭では、今後も注意していかなければならない問題です。
今回の放射能関連・豆知識:
テルル: 金属。非常に半減期が短い放射性物質。これが計測される場合は、核分裂が進行しているという見方もできる。
ルテニウム:ハードディスクなどにつかわれるレアメタル。無限に近い半減期の為、放射線は強くないといわれる。使用済み核燃料などに含まれる。
生物濃縮:食物連鎖を経て生物体内に濃縮されてゆく現象。原発事故に関連して言うと、海に流れている放射性物質が、魚介類や渡り鳥などで濃縮される危険性。国際原子力機関(IAEA)などによると、魚肉はヨウ素、海水の10倍から20倍、セシウムで30倍から100倍に濃縮されるとされている。