アニメーションの技法
アニメーションの原則9タイミング後編
アニメーションの原則カテゴリー9つ目のタイミング最後の後編です。
前回、アニメーションの原則の技法のひとつタイミングの例をお話しましたね。
今回は、それを行うアニメーターのお話をしたいと思います。
アニメーター(中でも、ニューヨークから来た人々)がこだわったのは、「『1コマどり』と『2コマどり』」は、どう使い分けるか?」ということでした。
この数字は、1枚の絵(イラスト)をなんコマに撮影するかを示しています。
1枚を1コマに撮影するのが1コマどおり、2コマに撮るのが2コマどおりです。
普通のアクションならコマごとに違う絵(イラスト)を使う必要は、昔から決まりごとみたいに知られていました。それぞれの絵(イラスト)が2コマずつ使われていても、1秒24コマで映せば観客は気づきません。
この方法をとると、アニメーターが絵(イラストを描く)を描く仕事が大幅に削減でき、動きが遅くなるせいでアクションがなめらかに見えます。しかも、速いアクションを2コマ撮りにすると、中割り(日本翻訳で動画)を増やすよりメリハリが出たのです。
中割り(動画)を増やすとタイミングが均一になりやすく、活気が失われてしまいます。
カメラがパン(弧を描くように動く、撮影しているカメラの動き)する中で、キャラクターの足や背景に接する部分が見えているときは、アクションは1コマ撮りにしてパンの動きに合わせないと、すべったような妙な感じになってしまいます。
同様に、カメラがいずれかの方向に動いているとき(これは1コマ撮りにする)は、キャラクターのアクションも1コマ撮りにしないと、キャラクターの動きにガタがきてしまいます。そこまでわかっていても、何コマ撮りにするかを決めるのは、やはり難しいのです。
アニメーターは常にこの問題に悩まされますが、正しい判断ができるようにするには、試行錯誤を繰り返して経験を積むしかありません。
アニメーション制作スタッフ・アニメ−ターに限らず、どんなお仕事でも経験がものをいうと言うことなんですね。
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